切手を高く売るコツ①

切手の買取相場を把握しておく

相場とは、市場間における競争売買によって決まる価格のことです。市場では一般的にこの買取相場を参考にして売買がおこなわれます。つまり、査定に出された商品がいくらくらいで取引される傾向にあるのかを示すのが買取相場です。切手を買取に出す前に相場を確認しておくと、どの程度の価格がつくのか予想を立てることができます。ただし、あくまでも参考程度の価格であるため、必ずしも相場と同等の買取価格になるとは限りません。

切手の保管状態を良好にしておく

切手の品質状態は買取価格に影響します。切手の保存状態が良ければ買取相場と同等の値段、あるいは買取相場より高く売れる可能性もあります。切手の品質は指先についた汗や皮油、水気や直射日光が主な劣化の原因です。切手はちょっとした刺激にも弱いため、丁寧に扱う必要があります。劣化を防ぐ方法として、切手をストックブックに保管することが有効です。また、ストックブックの代わりに、100円ショップなどで購入できる名刺カードなども良いでしょう。

シート切手は絶対に切り離さない

シート切手とは、数十枚の切手がつながっている状態で、その周りを細長い紙が囲っているシート状の切手です。一方で、バラ切手とは1枚1枚がバラバラになっており、シートから切り離されている状態の切手です。同じ額面・枚数であってもバラ切手よりシート切手のほうが高額買取になりやすいです。もしお手持ちの切手のなかにシート切手があれば、切り離さないように注意してください。とは言っても、バラ切手は買い取ってもらえないわけではありません。